ウージャイ呼吸
ヨガの練習で大事なことの一つ、呼吸。
アシュタンガで行う呼吸はウージャイ呼吸という胸式呼吸です。
アーサナの動きと呼吸を連動させ、このウージャイ呼吸を途切れることなく、最後まで続けていきます。フルプライマリーを練習すると大体1時間半くらいかかるので、その間ウージャイ呼吸を止めずに続けるというわけです。
ウージャイ呼吸のやり方
✔︎呼吸は鼻から吸って鼻から吐き出す
✔︎吸う息と吐く息の長さは同じする
✔︎喉の奥の方を少し締める
✔︎吸う時も吐く時もお腹は軽くへこませた状態
✔︎呼吸の際に喉の方から摩擦音(寝息のような音)が出るようにする
はじめのうちは、摩擦音がうまく出せないかもしれません。喉の引き締め具合がうまくいくと自然と音が出るようになります。まず、鼻から息を吸い、窓ガラスを息で曇らせるように「ハーァ」と口から息を吐いてみましょう。これを何度か繰り返し、次に、口を閉じた状態で「ハーァ」と息を吐いてみます。そうすると、音が聞こえるはずです。
ウージャイ呼吸の効果
✔︎心、身体、呼吸のバランスを整える
✔︎自律神経が整う
✔︎高血圧、偏頭痛、糖尿病、緊張やストレスを和らげる
✔︎肺活量UP
✔︎不眠症の改善
✔︎体温が上がる→代謝が上がる
✔︎体幹が鍛えられる
ウージャイ呼吸の音を聞いていると、精神が安定してくるのがわかります。ウージャイは瞑想前の準備として行うのにも適しています。
この呼吸法は体温を上げるので、アシュタンガヨガのような動きが多く交感神経を優位にするタイプのヨガと組み合わせることで汗をたくさんかきます。逆にいうと、風邪をひいていて微熱があるときや生理前または生理中でのぼせやすい状態のときは体が熱くなりすぎてしんどくなるので、軽めのウージャイ呼吸もしくは普通の呼吸で練習したほうがいいです。
気をつけること
とにかく呼吸音を出そうと過剰に音を出そうとするのは間違いです。摩擦音はソフトで優しい音です。
意識を鼻に向けている。→ 喉を意識します。
呼吸はなるべく深く長く。ゆっくりと落ち着いて呼吸しましょう。
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